ジャズ喫茶論
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『戦後日本のジャズ文化』でサントリー学芸賞を受賞したマイク・モラスキーが今度は『ジャズ喫茶論 戦後の日本文化を歩く』という本を出しました。
ミネソタ大学教授でありながら、ジャズのピアニストをしていて、日本にも住んでいたので日本語で本を出しているという方です。
前の本を書いているうちに、日本独自のジャズ喫茶を詳しく調べたくなったようです。
本人も1976年の初来日の時にジャズ喫茶に初めて行ったとか。
現存しているジャズ喫茶を渡り歩き取材をしているのですが、純粋な意味でのジャズ喫茶(音が異常に大きい、私語厳禁、昼も営業しているとか)はほぼ絶滅しています。
現存するお店はたいがい、夜のみの営業になっていたり、昼は定食とか出していたりします。まあ残っているだけでもすごいのですが。
論と銘打ってはいますが、実質的にはジャズ喫茶めぐりといった内容です。
今も残るジャズ喫茶の報告といった感じで、紀行文的に楽しめます。
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