13日間で「名文」を書けるようになる方法
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以前、『1億3千万人のための小説教室』という本を書いた高橋源一郎が、大学の講義を『13日間で「名文」を書けるようになる方法』としてまとめました。ほぼ続編と考えられます。
大学の授業だから、対象が1億3千万人より絞られています。
また、実際に学生が文章を書くことで、話に広がりが出ています。
『1億~』が小説の書くきっかけづくりだとしたら、今回はとにかく文章を書いてみることに重点が置かれています。
話をまとめることは、最初になぜこう思ったかという出発点から目をそらしてしまう、ということが繰り返し語られているので、内容には触れません。
ただ、タイトルと違って名文をかくことに主眼が置かれていないので、いわゆる「名文」を書きたいという方には合わないかもしれません。
考えてみると、1990年に「オーバーザレインボウ」を読んで以来、高橋源一郎の小説エッセイは20年も読み続けています。『ジョン・レノン対火星人』、『君が代は千代に八千代に』が好きです。
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