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    時間のかかる読書

    CATEGORYBook


    宮沢章夫の本を読んだ。
    タイトルは「時間のかかる読書 横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず」。
    その名の通り、横光利一の「機械」という短編を、11年と2カ月かけて読み進めた記録です。
    雑誌に連載されていたというけど、これはいろいろな意味ですごい。
    横光利一って、名前は知っているけど読まれていない作家ですが、「機械」を読んでみたら現代的な小説で驚きました。
    工場で働く主人公が常に周りの人が何をどう考えているのか気にしているので、その想像と実際の周りの人の行動にずれやおかしなところが出てくるのです。
    宮沢章夫はそこに引っかかりを感じ、登場人物の心理や、横光利一がどのように表現したかを考えていきます。
    面白くてすぐ読み終えてしまいましたが、これは連載で読んでいたらまた別の面白みがあったと思います。
    その月に起こった主な出来事が初出月と一緒に書かれているのですが、今の出来事ともリンクしているようなところもありますし。
    この前文庫で出た「チェーホフの戦争」も有名になりすぎたチェーホフの戯曲をみなおす試みで非常に面白く読みました。宮沢章夫の読み方は深く、鋭いため、読んでいてハッとすることが何回かありました。橋本治と似ているかもしれません。
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