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    ホラー風味のSF

    CATEGORYBook
    似た傾向の本を立て続けに読みました。
    まずはジョージ・R・R・マーティンの「洋梨型の男」。河出の奇想コレクションの一冊。

    ファンタジー系の作家ですが、ホラーやSFも書いていて、そういった作品を集めています。
    日常とは違う世界を垣間見たり、そのまま別世界に引き込まれそうな短編が6作品収録されています。
    ネビュラ賞、ローカス賞、ブラム・ストーカー賞を受賞しているのだからすごい。

    もう一冊は、表紙が変わっていて、つい手に取った本。

    日本の本じゃないみたいでしょ。アメコミ『サンドマン』の原作者、ニール・ゲイマンの短編集。
    アメコミの原作を書いているけど、イギリス出身なんですね。若い登場人物の作品はイギリスが舞台のことが多いようです。
    全体に、昔の小説っぽいところがあります。造り物感があるのかな。話や設定がループするアイデアがいくつかありました。
    短編や市が20篇以上入っていますが、引き込まれてあっという間に読み終わってしまいました。
    この人は世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞を受賞しているとのこと。海外のエンタメ系の作家には量も質もずば抜けている人がボロボロいるから本当にすごいですよね。

    この2冊と一緒にボルヘスの「続審問」を読んでいました。というか、「続審問」が昔の文筆家に関するエッセイで、なかなか頭に入らず読みづらいから、気晴らしに他の本に手を出したというのが正しいのですが。
    岩波はボルヘスの「創造者」という詩集も出しましたね。「伝奇集」が確か12年くらい?(ネットで調べたら16年前だった…)前に出ているんですが、それ以来で、ボルヘスが2ヶ月続けて出たのは謎ですね。


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