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    豊田徹也「アンダーカレント」

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    豊田徹也「アンダーカレント」
    数年前に本屋で表紙を見て気になっていた漫画。
    何が気になったかって「アンダーカレント」というタイトルのジャズアルバムがあって、ジャケットの水に静かに沈む女性というモチーフが同じだったから。ピアノのビル・エバンスとギターのジム・ホールのデュオ。
    真木よう子主演で実写映画が公開されていて本屋で面出しされているのを見かけて買ってみた。
    銭湯を継いだ女性の旦那がある日突然姿を消す。理由も思い当たらなければ事故なのか失踪なのかもわからない。そんな中、銭湯組合から紹介された男性が仕事を手伝いにくる。
    探偵を使って旦那を探すけど難航する、手伝いの男性との距離感も微妙なまま、そういう日々の合間に主人公の過去の記憶がちらつく。
    アフターヌーンに2004年から5年にかけて一年連載されていたのが信じられないくらい漫画としては地味な内容だ。でも奥付を見ると20刷というから長年読者に支えられてきた作品なんだな。
    作者は谷口ジローが好きなようで絵にも影響があるような感じはするけど話作りでは人間関係が描かれているので上をいってる気がする。実写化には向いてる作品だ。見た目のだらしない探偵役はリリー・フランキー。
    タイトルを拝借するくらいだから作者はジャズが好きみたいだ。作品中、MonkとDolphy`nというお店が出てくる。エリック・ドルフィー絡みではもう一つOut To Lunchのオマージュがあった。針がいっぱいある時計。
    10年以上前、この作者の「珈琲時間」という短編集を読んだことがある。登場人物が次の回にカメオ出演する連作短編だった。
    調べてみると作者は短編2冊と長編はこのアンダーカレントしか出していない。発表する場がないのか本人が描かなくなっているのか、どちらにせよもったいない。
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