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    エルド吉水 「龍子」

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    SNSで見かけた昭和の劇画みたいなイラスト。
    何回目かにふと著者名を見たら「エルド吉水」。茅ヶ崎のアーティストじゃないか。昔音楽イベントでライブペインティングとかもやっていた。
    2010年、45歳の時に漫画を描き始めて2016年にフランスで出版、今年になってデビュー作の「龍子」が日本でも発売されることになった。
    横浜のヤクザの娘、龍子が黒海の架空の国フルセーヤのクーデターに巻き込まれ、過去の因縁を追ううちに舞台は横浜へ移る。石川町の中村川や野毛の大岡川、都橋などの風景も出てくる。
    作画はデジタル化している漫画家が多い中で手書きで制作しているらしい。出版社のリイド社もその点を尊重してか紙質も発色の良いものを使っている。なので髪や影の細い線も見分けられるようになっている。
    物語も描き方も昭和の劇画みたいだ。作者も漫画家ではなく劇画家を名乗っている。
    コマ割りとかは日本の劇画よりはフランスのバンドデシネみたいに絵画的。でもバンドデシネの絵よりは動きを意識した描き方をしている。
    長髪ロングの黒髪女性、ヤクザ、バイクと、記号的に外国人受けが良さそうだけど本当にその通りフランスはじめ10以上の国で出版されているそう。でも狙ったとしても普通はそんなに上手くいかないはずだ。
    リアルなテイストなのに目元が赤影みたいなキャラやヒステリックグラマーの広告みたいなビキニのカウガールが出てきたりとフィクションとしての遊び心もある。
    アートから漫画へというと作風は全然違うけど横山裕一という直線を多用した無機質な絵を描く人がやはりフランスで出版された後に日本でもデビューしている。
    海外では龍子以外の作品も出版されているけど日本の本屋に輸入されているのを見たことはないな。
    ひとまず龍子は好評で増刷もされたから結末まで発行されそう。

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