Arlo Parks "My Soft Machine"
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ロンドンのラップもやるシンガーソングライター、アーロ・パークス
2021年にデビューアルバムを店頭で見かけて購入。日本でも注目されて去年のフジロックにはレッドマーキーのトリで出演していた。
2年経っての2枚目のアルバム。
赤いベリーショートという髪型でラップもやるというと強面な感じだけどこの人声は可憐で繊細。アイドル声と言ってもいい。年相応が評価される欧米では珍しい。そのギャップをカバーするためのベリーショートなのかな。
音数の少ないバックトラックに歌声とラップがのる。シンセとかの上物もアメリカと違って控えめだ。作詞作曲はほぼ本人なので歌詞を聞かせたいのだろう。

前作は暖色系で今回はブルーのジャケ。My Soft Machineというタイトルからどうしてもプログレ~ジャズ・ロックのバンド、ソフト・マシーンを思い浮かべる。これはジョアンナ・ホッグの映画「スーヴェニア 私たちが愛した時間」からの引用とのこと。「我々は人材をありのままに見せられたりなんかしたくないわけだよ。この柔らかなマシーンを通して体験される人生を見たいわけさ」
日本のヒット・チャートにこんな繊細な感覚の人っているだろうか。宇多田ヒカルくらいか。
声質が明るくポジティブなのもいい。
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