堅田香緒里「生きるためのフェミニズム パンとバラと反資本主義」
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堅田香緒里「生きるためのフェミニズム パンとバラと反資本主義」
フェミニズム関連の話題はミソジニーあふれる反発や極論で論争が荒れる傾向がある。
タイトルにひかれて手に取ったのだけど2021年7月刊行だからもう2年前だ。
著者は法政大学社会学部教員。各紙に掲載されたエッセイを集めてある。いろんな話題をフェミニズム的な目線から見つめ直すものが多くフェミニズム入門編的で読みやすい。帯ほど過激な書き方ではない。
著者の専門は貧困論だそうでやはりその辺りの話が面白かった。
先日読んだxiangyuの「ときどき寿」と同じように寿町で出会った女性を起点に寿町や黄金町についても書いてある。
発行元のタバブックスはフェミニズムなど身近な疑問から発想された本が多い印象がある。タバブックスも今年で10周年。個人出版社では大成功だ。
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