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    草凪優「どうしようもない恋の唄」

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    2018年にこれから公開される映画を見てたら「どうしようもない恋の唄」というタイトルを見かけた。70年代後半に福岡から出てきたロック・バンド、ルースターズの曲名だ。
    気になって調べたら原作小説が「この官能文庫がすごい2010」で大賞を受賞したとある。
    今1番人気のある官能小説家、草凪優が
    2009年に発表した作品だそう。表紙はいかにも官能小説、という感じでもないし買っておいたのをやっと読んだ。
    事業に失敗し妻も失った中年男が死のうと思っているところで風俗嬢と出会い始まる物語り。
    なんだか70年代の日活映画みたいにいろんな出来事が起きて合間に自然と濡れ場になる。著者はもともと映画のシナリオライターをやっていたらしい。
    途中までは「どうしようもない」というのがネガティブな意味に思えるのだけれど最後にタイトル通りに着地する。ネタバレになるので最後まで読まないとわからない結末だ。
    男性向けと思われがちな官能小説だけれど意外と女性の読者もいる。その中でも草凪優は女性ファンが多いらしい。それが納得できる内容だった。
    発表が2009年なのでスマホが出てこなくて携帯電話なのが新鮮。
    普段読む小説に比べると何から何まで説明してくれる文章でライトノベルに似たものを感じた。

    ルースターズの曲をつけようと思ったらインスタでは出てこなかった。歌詞と小説の内容はリンクしていない。
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