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    山本高樹「旅は旨くて、時々苦い」

    CATEGORYBook




    藤沢の有隣堂のエッセイ・コーナーに旅と食の本を集めた棚がある。ジュンク堂だと旅行記、国内旅行、エッセイ、フードエッセイなどに分かれいる本が旅と食のテーマでまとめられているので知らない本を見つけることが多い。
    山本高樹の「旅は旨くて、時々苦い」も有隣堂で見つけた。
    前作『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』で第6回「斎藤茂太賞」を受賞している。大船のポルヴェニールブックストアで写真展を開催していた旅行作家として名前は知っていて、世界各地の紀行短編集ということで手に取った。
    ヨーロッパ、南米も舞台となるがアジアの話しが多い。
    旅のエッセイは著者の思い入れや人生観が出やすいがこの人はいたってニュートラル。変な思い込みや過度な反応もなく街や人を描写するので読みやすい。
    冒頭にキャプションなしで写真が数ページ掲載されていてなんだかすごく美味しそうなカオマンガイが写っている。本文にも登場し、タイ北部ラムパーンの食堂でおかわりしたくなるくらい美味しかったそう。タイはもう一度行ってみたいな。
    あと美味しそうだと思ったのは旧チベット、現インドのラダックの蒸し餃子、モクモク。
    個人的には多様な食材を使い、辛さ、甘さ、酸っぱさ、苦味、いろいろ混じったアジアの料理に気を惹かれるな。
    表紙の写真はタイのチェンマイ。この店も今はないそう。旅は一期一会だ。
    著者は単著2作ともタイトルに読点(、のこと)が入っている。本文も読点が多く、最初は読みづらかったが読んでいくうちに慣れた。
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