オオヤミノル 「喫茶店のディスクール」
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焙煎家オオヤミノル最新刊、「喫茶店のディスクール」
著者自身が経営してきたお店での経験と、お店とお客さんの関係について書かれた本。
お店がこうしたいという理想とお客さんが行ってみたいと考える期待との関係性、つまり店と客の「契約」について書かれている。
現地のコーヒー農家と店主が肩を組んで写っている写真をインスタにあげるのはどういう意味があるのか。はたまたクラウドファウンディングをやるのはローカルなファンに頼るのではなく資本の世界に取り込まれるのではないか。
この本を読んで前作「珈琲の建設」もよくわかった。こちらは良いと感じたコーヒー豆を適切だと思われる挽き方と熱さでコーヒーを入れるという話しだった。
ビジネス本や自己啓発書みたいなわかりやすさはないけど多様な話題の中に重要なことが書いてあるよ。
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