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    パオロ・マッツァリーノ 「読むワイドショー」

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    パオロ・マッツァリーノの著作を久しぶりに読んだ。
    初の著書「反社会学講座」を手に取ったのが2004年。社会の出来事を分析する社会学が社会学者の偏見にまみれているんじゃないかということをユーモアを加えて伝える内容だった。講談や落語に似た語り口からイタリア人みたいな名前はペンネームで著者は日本人だとわかる。それから何冊か買ったんだけど肩書きが日本文化史研究科になりテーマがあまり好みでなくここ10年くらいは1冊買って未読のまま。
    今回はたまたま本屋で見かけて買ってみた。
    取り上げられているのは以下の話題。

    コメンテーター
    ワイプの起源
    逮捕された歌手のレコード回収
    略奪婚の意味の変遷
    新聞のラジオテレビ欄の歴史
    ワイドショーの発祥
    政治を語る芸能人

    読んでみると「読むワイドショー」とは若干ズレがある。タイトルで気を引いて読んでもらおうってことなんだろう。
    ということで最後のテレビと政治にまつわる章を読んで欲しかったのだと思われる。
    持論に導いていくということで「反社会学講座」で皮肉っていた手口じゃないかと思うけどそれも意図的なんだろうな。
    デビューから20年、著者の正体も大学の社会学者だと確定されている。
    著者が何を言いたいのか、話芸を楽しみながら読んでみて。
    2月にちくま新書から発売されたんだけど「つっこみ力」が今月ちくま文庫から出た。筑摩書房は社会学の実践みたいな本が多いな。
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