望月ミネタロウ 「没有漫画没有人生(ノー・コミック・ノー・ライフ)」
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望月ミネタロウの漫画、最近単行本が出ていないななんて思ってたら江口寿史の投稿で新刊が出たばかりなのを知る。
新作のタイトルは「没有漫画没有人生(ノー・コミック・ノー・ライフ)」。主人公の名前は「峯月モチタロウ」にした虚実まみれたエッセイだ。
エッセイ漫画を描きたいなと始めた連載。
長らく講談社から作品を出してたのが2010年代から小学館に変わった。それからは山本周五郎原作の「ちいさこべえ」、ウェス・アンダーソンの「犬ヶ島」と原作付きの作品が続いている。オリジナル作品は短編が配信限定で出ているだけ。
その理由もこの本を読んでわかった。講談社での最後の連載「東京怪童」に対する読者の反応が悪く、編集者から単行本が売れていないと報告を受けたという。それで読者にとって何が面白いのかわからなくなってしまったのだろう。
「東京怪童」はアメリカ映画のオマージュにあふれてコマ割りもアメコミ風だからモーニングに載ってたら違和感はある。面白いのに中途半端で終わっちゃったから続きをどこかで描いてほしいくらい。
そんな日々の出来事が描かれていくんだけど横浜在住で見慣れた風景が出てくる。中華街の中国茶カフェは行ってみたいな。
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