Chico Hamilton "The Master"
CATEGORYMusic


全然知らなかったのだけどウエスト・コースト・ジャズを代表するドラマーで編曲家、チコ・ハミルトンと雑食ロックバンド、リトル・フィートが共演していた!
しかもレーベルはスタックス!リトル・フィートがスタックスから音源を出していたとは。
チコ・ハミルトンというと室内楽的なジャズで50年代から有名なんだけど70年代になるとロックの影響とかで世間の音楽の好みも多様化して、それに合わせて音楽性も変わっている。ジャズファンクで知られるフライングダッチマンというレーベルでも1枚アルバムを出していたりする。
このアルバムはドラマー以外のリトル・フィートのメンバーが参加している。スタジオで一緒に音を出したジャムセッションみたいだ。70年代LAのスタジオの音だな。
録音は1973年。リトル・フィートが名盤「ディキシー・チキン」を出した年だ。まだ無名だったから声がかかって参加したのかな。こういうジャムは得意そうだ。
チコ・ハミルトンはスタックスでもう1枚アルバムを出している。そちらはモントルーのライブ盤。アルバート・キングやリトル・ミルトンが参加してるらしい。レコードしか出てないみたい。ジャズとブルースは相性悪いがどんな演奏になってるんだろう。
リトル・フィートを聞いてるとリッチー・ヘイワードのドラムがドカドカうるさいななんて思ったりするんだけどやっぱりリッチー・ヘイワードのドラムがあってこそと改めて思うな。
どうでもいいけどディキシー・チキンのイントロのピアノを聞くとユニコーンの「ヒゲとボイン」の歌い出しを思い出す。80年代のミュージシャンにありがちだけど無意識に影響されたのかな。
- 関連記事
-
- 春の雨 coffee & records (2022/11/18)
- Chico Hamilton "The Master" (2022/11/14)
- Lee Osker (2022/11/13)