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    上田啓太「人は2000連休を与えられると一体どうなるのか?」

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    コロナの自宅療養中に読むのにもってこいな本。上田啓太「人は2000連休を与えられると一体どうなるのか?」。
    タイトル通り、仕事を辞めた著者がそのまま6年近く定職につかず生活した日々の記録。
    大喜利サイトから月8万ほど原稿料をもらっているのと5歳上の女性宅に住み着いているのは完全な引きこもりとは違う環境ではある。逆にそれくらい余裕がないと自分のことを書き記そうなんて思いもしないということじゃないだろうか。
    世の中との接点を失うと当たり前だけど自分と世界の境界が曖昧になり自分がわからないという離人症ぽい思考となっていく。
    こういう引きこもり的な話しだとロバート・クーヴァーの「ユニヴァーサル野球協会」という名作がある。自分が考案した野球ゲームに熱中するあまり架空の選手が実在してるかのように認識が混濁していく変わった野球小説。高橋源一郎の書評で知って90年代に読んだ。今は白水Uブックスで復刊されている。

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