Melissa Aldana "12 Stars"
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CDが売れない時代、洋楽はさらに厳しい。最近は日本のメディアでは情報も出ないので海外のレーベルや音楽好きをフォローして新譜のチェックをしている。
ジャズで1番有名なレーベル、ブルーノートも日本盤が出るのはノラ・ジョーンズとかニューオリンズ勢とかごく僅か。
これは日本盤が出なかった方。
チリのサンチャゴ出身でブルックリンを拠点にしているサックス奏者メリッサ・アルダナ。
2019年にグラミーにノミネートされてこれがブルーノート移籍第一弾。
全編即興の語りかけるようなテナーサックス。
5人編成のジャズなのに室内楽的なアプローチもあり聞かせるアルバムだ。
本人の曲解説が入っていて、2020年のパンデミック最中に個人的に経験したり感じたことを音にしたらしい。
こういう個人の表現を突き詰めてジャズの幅を広げていくような音が日本盤で出ないのはもったいない。
プロデュースを務めるLage Lundのギターも素晴らしい。
ジャケのイラストはグラミー受賞のジャズボーカリスト、セシル・マクロリン・サルヴァント。
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