毛塚了一郎「音盤紀行」
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レコードにまつわる漫画ばかり描いてると知って手に取った毛塚了一郎「音盤紀行」。
場所も時代も異なる5つの話しが掲載されている。
旧共産圏で西側のレコードを密売するとかフィリピンで60年代ビートバンドの人気が高かったとかイギリスのパイレーツラジオとか普通のレコ好きだと知らないマニアックなネタからストーリーを作り上げている。ビートルズの屋上コンサートネタも入れ込んでたり。
絵柄は貞本義行、山本直樹、鶴田謙二、藤原カムイあたりを連想した。
ちょっと古めの絵柄なので40過ぎの人かなと思ってプロフィールを探したら1990年生まれとのこと。
同人誌活動をしていてこれが初めての商業出版。
最近面白そうな漫画だなと思うと大概同人誌で人気があった作品を大手が商業出版してることが多い。この本は漫画雑誌で連載して人気があったから本になったみたい。漫画も売れなくなってきてるから出版社も慎重になってるんだろう。
「音盤紀行」は「音盤聴こう」とかけてるみたい。

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