カルロス矢吹「日本バッティングセンター考」
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現在も営業しているバッティングセンターの発祥から歴史、そして現状を取材してまとめた「日本バッティングセンター考」。ひょっとしたらバッティングセンターに限った本が出版されるのは初めてなんじゃないか。
1965年に日本初のバッティングセンターができたらしい。ボウリングやJリーグに客が流れた時期もありながらゲームの筐体を入れたりゴルフの打ちっぱなしを併設したり別に本業をしたりと経営者の苦労が偲ばれる。ロードサイドだとレストランや食堂併設のところも多く、そちらの写真とかももっと見てみたかった。
取材を受ける人はみんないい人。当然野球が好きで地域のことも考えている人ばかりだ。
昭和の遊戯なので後継者がいないというのが大きな問題だ。でも代が変わって好調なところもまるっきり新規でオープンしたところもあり需要はあるよう。プロ野球チームの本拠地やキャンプ地は特に順調みたいだ。
読むまで知らなかったんだけど、巻末には著者と昔から知り合いのピエール瀧との対談も収録されている。バッティングセンターの本でデリック・メイの名前を見るとは思わなかった。
帯にもピエール瀧の名前が載ってるんだから書店もサブカルコーナーとかに置けばいいのに。藤沢の有隣堂は大谷とか野村監督の本と一緒に野球コーナーにあった。
最後にバッティングセンターに行ったのっていつだろう。出張先でみんなと行ったような覚えがある。そうすると2000年か。
90年代の終わりにハマボールに行ったのは覚えている。
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