高木完「東京 IN THE FLESH」
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高木完の初著書「東京 IN THE FLESH」。
2部構成で1部は1990年までの自伝。パンクが好きで夜遊びしてるうちにバンド「FLESH」「東京ブラボー」で活動。その後ヒップホップに衝撃を受けて
藤原ヒロシと「タイニーパンクス」結成、Major Force Production設立。
80年以降の東京のポップカルチャーの移り変わりを生で体験してきた人だ。
2部はラジオ番組でのゲストとのトークが収録されているんだけど14人分あるうえに裏表紙にある通り対談相手が濃くて幅広いから読むのに時間がかかった。近田春夫、小泉今日子、細野晴臣、小西康陽、EYEは意外なつながりがあって面白かった。
レックとの対話ではこの前見た80年前半のチラシをまとめた本に載っていたことの答え合わせみたいなところもあった。
僕が音楽やカルチャーに興味を持つ前の時代を語る本が最近出版されるようになってきて、思ってた以上に狭い世界だったんだなと感じている。ラジオのゲスト名を見てもわかるけど80年代に活躍していて今も活動している人が多い。カルチャーの文脈や人脈があるから続けられるのだろう。
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