The Legendary Marvin Pontiac Greatest Hits

ジョン・ルーリーが発掘した1930年代生まれの幻のブルース・ハープ奏者のベストアルバム「マーヴィン・ポンティアックの伝説」。
という形で2001年に発売されたアルバム。
演奏しているのはジョン・ルーリーの弟エヴァン・ルーリー、マーク・リボー、エリック・サンコなど80年代後半からのラウンジリザーズのメンバー。そしてマーヴィン・ポンティアックの歌声はジョン・ルーリーそのもの。
まあバレバレの覆面バンドなんだけど何故こんなことをしたかと考えるとジョン・ルーリー名義のリリースってサントラしかない。ラウンジリザーズと違う自分のボーカルをフィーチャーしたアルバムを作るに当たってソロではなく別名義にしたんじゃないかな。
単に思いつきという可能性もあるけど。
でも話題になり日本盤も出ている。
帯にはその頃の流行りに合わせてジャムバンドの元祖なんて書かれている。ラウンジリザーズがジャムバンドとは…ロックやファンク寄りのジャズバンドがジャムバンドと呼ばれてた時代だ。
ジャムバンドの代表だったMMWのジョン・メデスキも参加してる。MMWもニューヨークのバンドだしパリからニューヨークに移住してきたアンジェリーク・キジョーも参加してたりとニューヨークのシーンとのつながりも感じる。
マーヴィン・ポンティアックなんて名前で出ているからブックオフとかで安く手に入る。2018年にアメリカでアナログがされてるみたいだけど高騰してるね。
調べていて気づいたけど2017年にはThe Asylam Tapesという2枚目のアルバムが出ている。これもタイトルからすると未発表曲が見つかったという体なんだろうな。

関連記事

• カフェ・パンセ「空に油」ライブ (2022/03/21)
• The Legendary Marvin Pontiac Greatest Hits (2022/03/20)
• The Lounge Lizards (2022/03/20)