フラワーしげる「ビットとデシベル」
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何かの本で何首か紹介されていたフラワーしげるの歌集「ビットとデシベル」。
フラワーしげるは翻訳家西崎憲の歌名。
破調どころか短歌の定型の五七五七七を守らない歌がほとんど。情景や感覚が浮かび上がるような歌が多く、これは短歌より詩に近いのかも。2015年の刊行で歌集では珍しく2020年に増刷されている。
短歌はいいこと言ってやる感が苦手であまり読んできていない。ここ20年で読んだのは穂村弘「ラインマーカーズ」「手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)」、笹公人「念力短歌」、枡野浩一「ドラえもん短歌」と飛び道具ばかりだ。
穂村弘は20年前は異端だったけど今の短歌の基準となっているように思う。初期のエッセイも出張中によく読んだ。ここ10年くらいは買ったまま読めてないな。
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