Powell "Piano Music 1-7"
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イギリスのPowellによるアルバム「Piano Music 1-7」。
情報の少ないミュージシャンなんだけど今までは12インチ中心にテクノをXL Recordingsなどからリリースしていたようだ。
このアルバムはタイトル通りピアノをメインに打ち込みで音を加えている。
というとよくあるインストっぽいんだけど聴いていて違和感がある。ピアノの残響音を加工して伸ばしたりしていて生音っぽくない。
サブタイトルの「Music for Synthetic Piano and Assorted Electronics」がヒントになっていて、実はピアノ自体も弾いていなくてプログラムに沿って音を出しているらしい。
生音主義者には嫌われそうだ。
アンビエントな音作りだけどクラシックやジャズのピアニストじゃ出てこないようなリズムのフレーズもあり単なる環境音ではない。
思ったのだけどテクノの四つ打ちよりこういうアンビエントな音の方が個性は出しやすいし長く聴かれるのではないかな。
個人的にはこれを流しながら仕事をするには向いてないけど読書はできそうだ。
それと枚数の関係かCDよりレコードの方が安く流通しているよ。
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