なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント
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『「会ったほうが、話が早い」のはなぜか。それは、会うことが「暴力」だからだ。』
この文章をSNSで目にして興味を持った「なぜ人に会うのはつらいのか
メンタルをすり減らさない38のヒント」。
誰の本かも調べず本屋にいき、斎藤環と佐藤優の共著と知った。
コロナ禍での生活の変化に関する対話が続く。
「会ったほうが、話が早い」というのは自分も感じていてオンラインではわからない表情の変化や仕草で言葉以上の情報を読み取るからだと思っていた。
ただここでいう「会うことが暴力」というのは「自分の想定外のことに会う」の言い換えのようで、タイトル通り本当に人に会うのがつらい人の役に立つ話しではなかった。
多岐にわたる内容が理論的、形而上学的に語られているためコロナ禍の社会を上から見る人には便利そう。
実は著者名を見て本を戻そうかと思ってしまった。
というのも2人とも専門の引きこもりとロシア・神学の話しをして社会をわかったように語るタイプの著者だと感じていたから。
中央公論での対談を新書化したものだけど中央公論の読者には響くものなのかな。
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