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    Low "Hey What"

    CATEGORYMusic


    ミネソタ州出身の夫婦を中心にしたLowというバンドがある。スロウコアとかサッドコアというジャンル名の代表と言われていて、楽器の音は鋼のように硬く重いのに歌心のあるメロディーがのっている個性的なバンドだ。僕は2001年にスティーヴ・アルビニがプロデュースした5作目を持っていた。
    その後デイヴ・フリッドマンと組んで音響系に近づいたりしてるのは知ってたけどアルバムは聞かずじまい。
    そして最近、2021年の秋に13枚目のアルバムが出ていることを知った。
    この音が轟音ゴスペルというくらいの強い音になっていた!
    いや、これはすごい。最近ロックは全然聞いていなかったけどここまで強度の強い曲は珍しい。
    本作はベーシストが脱退して夫婦2人で作った初めてのアルバムだそう。
    そしてゴスペルみたいと思ったのも当然。夫婦2人とも熱心なモルモン教徒だそうだ。そりゃ讃美歌ぽいと思うわけだ。
    しかし背景を別にしてもここまで熱を持った歌は珍しい。
    イギリスのスピリチュアライズドがゴスペルチックになった時があったけどそれより説得力がある。
    カントリーやアメリカーナのミュージシャンとも違う道を歩いてこの表現力を身に付けたのはすごいな。アメリカはエンタメの国で生で演奏することで鍛えられるんだろう。表現力の素晴らしいミュージシャンが山ほどいる。
    シューゲイザーみたいにノイジーだったりドローンぽくなったり音色やエフェクトも多彩。これはギターを弾いてる人は必聴じゃないだろうか。
    プロデュースはボン・イヴェールなどで有名なBJ・バートン。
    町で弾き語りをしてるような人にこそ聞いてほしい。

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