渋谷ジャズ維新 竹村ノブカズ・コレクション スリー・ブラインド・マイス編
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2000年代のクラブジャズブームの延長で日本産の和ジャズも世界的に評価され、日本でも若杉実の監修で「渋谷ジャズ維新」というシリーズが出ていた。
なんで渋谷ジャズかというとその頃は今以上に渋谷にレコード屋があったのとクラブジャズシーンのDJに渋谷系の人が多かったからだろう。若杉実自身も「渋谷系」という検証本を出してるくらい。
1970年代の日本を代表するレーベル、スリー・ブラインド・マイスの音源を竹村ノブカズが選曲した2枚組は2005年に発売された当時もよく聞いたけど改めて良いコンピだと思った。
その頃の流行りでワルツ調の曲から始まり、ハードバップやフリーなど多彩な曲が揃っている。この辺りは70年代のジャズ喫茶でも流れていたんじゃないだろうか。
ただ当時も今も日本人のジャズというだけで聞かない人がいるのは残念なことだなと思う。
竹村ノブカズの選曲らしく高柳昌行の実験的な曲も入っている。
竹村ノブカズも今はエレクトロニカや現代音楽のミュージシャンとして知られてるけど世間に名の知られたスピリチュアル・ヴァイブスは渋谷系に括られていた。
渋谷系の誕生からそろそろ30年。未だ呪縛が強い。
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