小島麻由美の自宅デモ音源
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里のうどんに行ったことで小島麻由美のことを思い出した。
まったくの無名だったのに23歳で全曲作詞作曲をし、メジャーからのリリースなのにジャケのイラストも描いているのは普通の新人じゃない感がハンパなかった。
若いのに昭和歌謡的な曲調でスキャットを多用してるのも新鮮だった。フランスの映画やファッション好きなのも伝わってきた。
1995年のデビューから近年のイスラエルのバンド、Boom Pamと共演盤までアルバムはほぼ持ってるんじゃないかな。
初回限定で発売されたイラスト&散文集も持ってたなと探し出したらデビュー前のデモ音源もおまけで付いていた。

「真夏の海」が1番古い音源でこれがデビューのきっかけになったそう。デビューアルバムには入らず2枚目の「二十歳の恋」に収録。
デビューアルバムのタイトルにもなった「セシルのブルース」はデモと完成版がほぼ同じ。
「ディビ・ドゥビ・ダー」はアルバムを聞いた時なんでこの曲名なんだろうと思ったのだけどデモは歌詞なしでスキャットのみ。その頃の仮タイトルがそのまま残ったみたいだ。
自宅デモの段階で完成度がずば抜けている。これを聞いたレコード会社の人は焦っただろうな。
椎名林檎が出てきた時、情景が思い浮かぶような歌詞とか昭和歌謡感とかフランス趣味とか小島麻由美と共通するななんて思った。
3枚目のアルバムを出した後でもう飽きたみたいなことを言い出して休んだり結婚や出産で活動していなかった時期もあるんだけどなんだかんだと作品は出し続けている。
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