「選択」編集部編 日本の聖域 ザ・コロナ
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雑誌「選択」からの抜粋集「日本の聖域 ザ・コロナ」。
「選択」は予約購読制で書店には出回っていない。
執筆者は無記名なのだがコロナをめぐる政府の対応について陰謀論にはまらず起きたことと何故そのような対応になったのか人のつながりを辿って解き明かしている。
PCR検査を積極的に行わないこととかGo To トラベル開始の経緯、厚労省結核感染症課についてなど。
ただタイトルに反してコロナについては全体の3分の1ほど。あとは様々な企業や組織、個人についての考察が続く。
全体通して、基本的に権威を持つと人は堕落するということと、人脈が全てを決めているという発想に貫かれている。
となると左翼的な雑誌かというと右翼やネトウヨとも違う真性保守というべき論調もある。皇室に関する章が2つあり、安倍や菅は皇室に対する敬意がないと嘆いている。どちらも同じ人が書いてるのかもしれないが。
朝鮮人遺骨収集については右寄り、自衛隊と自民の関係については左寄りなので執筆者によってスタンスは異なるようだ。
利権の絡みや社会悪を告発する雑誌だけど自分がモラルのない野心家だったらこの人の流れをつたって人脈を広げるかもしれないなんて思った。購読者は政財界に多いというから批判される当事者も読んでいるだろうし、真相を知りたいというより他山の石として購読している人も多そうだ。
コロナ禍で購読者が10%増えたという。転載されてた記事は読んだことがあるけど雑誌の「選択」を意識して読むのは初めて。新鮮な経験でお金を払う価値のある文章だった。
目次が公開されているので下記に転載。
第一部 この国ではカネは人命より重い
国立感染症研究所 新型肺炎で機能不全の「利権集団」
新型コロナ専門家会議「尾身茂」という国難 その提言に世界が「疑問符」
厚労省・結核感染症課 「コロナ騒乱」諸悪の根源
PCR検査 異常な少なさの全真相
新型コロナ対策本部 厚労省「御用集団」の深い罪
コロナ感染「後遺症」 多発する「自己免疫異常」の怖さ
緊急事態宣言 税金浪費で「効果なし」
Go To トラベル「補助金」の闇 業界団体と結託「謎の企業」が大儲け
第二部 堕落と癒着の連鎖
東大医学部附属病院 事故と不正まみれ「赤字経営」の惨状
東芝 車谷「追放」の真相と核心
竹中平蔵 菅政権で栄える「学者政商」
「大学入試」利権 このおぞましき政官民の「癒着」
NHK「政治部」 「政権広報機関」の哀れな内情
大企業「優遇税制」 政財界の癒着が生んだ「税逃れ天国」
全国地方新聞社連合会 政府広報に依存する「たかり屋」団体
原発テロ対策 電力会社に「脱原発」迫る無理難題
第三部 私利私欲の果てに
「人工透析」二兆円利権 批判許さぬ「亡国の所業」
「わいせつ教師」に寛大な日本 新法成立でも「児童性犯罪」は止まらず
皇室「漂流時代」への覚悟 新天皇・皇后を待つ「過酷な現実」
自衛隊と「選挙」 自民党「集票マシーン」の実力と内情
大嘗祭 「前例踏襲」政治の怠慢と皇室の危機感
古美術品「国外流出」 中国に吸い込まれる「日本の宝」
震災十年の「地震研究ムラ」 反省なき焼け太りと「隠蔽体質」
NHK会長「前田晃伸」 菅官邸と「異様な蜜月」の独裁者
朝鮮人軍属「遺骨収集」問題 破滅の日韓関係「第三の火種」
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