開沼博「選別と解釈と饒舌さの共生」
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昨日のせんい館に続く箱もの音楽は、こちらもDOMMUNEで特集された開沼博「選別と解釈と饒舌さの共生」。福島第一原発で聞こえてくる音を捉えたフィールド・レコーディング。
社会学者の開沼博が東日本大震災後に福島第一原発を取材し、その内部の風景だけでなく音や空間にも衝撃を受けまとめた音のドキュメンタリー。
写真家大森克己が撮影したブックレットも付いているがオフィシャルでは出てこない生の風景が写し出されている。


Hair Stylisticsこと中原昌也による17分のリミックスも収録。サウンドコラージュ的なリミックスだけど展開の起伏もあり後半はビートが入って妙にポップで曲のまとまりがいい。
福一で録音された音素材だからイメージを広げてくれるのでミュージシャン各自がどう感じたかリミックスをするのが合ってるんじゃないかな。
開沼博という名前に聞き覚えがあったんだけど以前「漂白される社会」を読んだことがある。
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