西島大介「電子と暮らし」
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賞の入選もアシスタント経験もないまま早川書房から単行本デビューした漫画家西島大介。
越谷オサム「陽だまりの彼女」のカバージャケットで見たことがある人が多そう。映画化された時はテーマソングのビーチボーイズ「素敵じゃないか」のジャケも手がけている。

その西島大介の初めてとなる文章だけの本「電子と暮らし」が発売されていた。
タイトルから日常を描いたエッセイかと思っていたらイタリアで「ディエンビエンフー」を翻訳出版する話しがきっかけで電子書籍もリリースしようと奮闘する内容だった。
大手、小規模問わず出版社から権利を譲ってもらったり電子書籍も用に編集したりと興味深く、他の著作権者にも役に立ちそう。
元々音楽関係の仕事が多く最近では「地下アイドルの法律相談」もジャケだけじゃなくてマンガも手がけてた。
この本の元になった連載も継続中。
フリーランスから経営者に意識が変わったようなのでこれからの動きも楽しみ。
出版社は本屋兼リトルプレスの双子のライオン堂。誤植が目立つのは専門の校正者の手が入っていないからかな。
http://amzn.to/3nAlvar
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