Amazonで12年間働いた僕が学んだ未来の仕事術
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Amazonに勤務経験のある人が書いた本はいろいろあるけど、これは面白かった。
「Amazonで12年間働いた僕が学んだ未来の仕事術」
著者は12年Amazonで働いて今は自分で会社をやっているんだけど、自分を特別な才能がないのにAmazonに12年勤められたと謙虚に考えている。Amazonではマイノリティな韓国人でしかも韓国で育ってからアメリカに来たノンネイティブスピーカーだったため言葉でのコミュニケーションに自信がなかったというのもある。
そういう人がAmazon入社からの流れを自分の言葉で書いてくれているためとてもわかりやすく、著者の感情も伝わってくる。
既存の類書は上から目線で事業について説明してくるものが多かったし、具体的な日々の業務とかは書かれていなかった。
なんで今までこういう普通の人が書いた本がなかったのかなと思ったけど、この本が元々韓国語で韓国で出版されたからかもしれない。退職した人には守秘義務があるしアメリカでAmazonの内情を語るのはIT業界で働いていくのにはあまり良くないことだろうから。
読んでると本当にドライな企業風土なんだなと思う。「心底幸せに働いている人はいなかった」とまで書かれている。
プレッシャーが半端なく、適正が向いていないとなったら社内でジョブチェンジして、それでも合うところがなければ転職ということになるようだ。もちろんAmazonの望むレベルにない人は容赦なく解雇される。
肝心な仕事術に関しては読んでみて。
Amazonが失敗した事業は全部他の企業の後追いで始めた事業だってのがポイントかな。
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