末井昭「素敵なダイナマイト・スキャンダル」
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昔深夜にテレビを見てるとパチンコ必勝ガイドのCMで編集長が女装してて、この人なんで女装してるんだろうなんて思ってたのだけど、子供の頃に実母が若い男と心中、それもダイナマイトを爆発させてこの世から消えるという出来事があったからだと知った。
西原理恵子がよくネタにしてた。
その末井昭が書いた自伝があるのは知ってたんだけど、今年「素敵なダイナマイト・スキャンダル」が映画化されることになり、本も再刊されたので読んでみた。
田舎の頭のいい子が流れ流され東京で居場所を作っていく。でも立身伝ではなくていまだに迷い続けていることが素直に書かれている。
訳のわからないものを訳のわからないまま楽しめる人なんだろう。
70年代のエロ本業界界隈の話しが面白い。
雑誌「ウイークエンド・スーパー」がゴダールの映画から名付けられたという一節に驚いた。
映画は大幅に脚色されてるみたい。
菊地成孔がアラーキーを演じてるんだけど、予告編見るだけでもハマってそうな気がする。
https://youtu.be/ijjD4j_Nuio
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