「我が一家、全員死刑」
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「我が一家、全員死刑」という本が5年くらい前に出て気になっていたんだけど、今年映画化された。
2004年に大牟田市の暴力団組長の家族が4人連続殺人事件を起こし、原作は実行犯の次男が書いた手記とライターのルポになっている。
次男は犯行当時20歳。でも金と車を持った中学生みたいな感じで、その場の機転は効くけど、やることは親=組長と長男の言いなりだ。
一家で犯行に及ぶくらいだから金銭的に相当切羽詰まっていたようで、知り合いの闇金融一家を襲い、一緒にいたまったく無関係な人まで殺している。
計画も杜撰だから犯行後、5日で全員逮捕されている。
長男は当時23歳だけど、この事件の前にも人を殺して捕まっている。暴力団事務所と組長の自宅が同じという環境が問題だったんじゃないかな。「ストップ‼︎ひばりくん!」とは大違いだ。
読んでて事件を思い出したんだけど、次男は相撲部屋に入門してたくらいだからガタイはいい。
映画は名前も変えてあるし、次男の背格好も全然違うし、原作と別物だ。
映画監督はこれがメジャーデビュー作。まだ27歳。陰惨な話だけどポップさもあるらしいし、評判も高い。
見に行こうかな。
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