泣きたい日と癒されたい日のぼのぼの
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「泣きたい日と癒されたい日のぼのぼの」が出ていた。
この豊かなお話が28年間続いて800万部も売れているのは、実際にこの世界が存在していると言っていいんじゃないかな。
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以下は蛇足。
「ぼのぼの名言集」が出版された時も思ったけど、ぼのぼのは1部を抜粋するのにふさわしくないんじゃないかと思っている。
「癒されたい日のぼのぼの」の帯に書かれている「ほんとうは言葉から遠くまで来たんだということをやりたいんです」といういがらしみきおの発言がすべてで、作品自体を読んで後はそこから自分が何を感じるかが大切な作品だ。
巻末の対談で著者自身が「泣きたい日も癒されたい日もない」って言いきってるし。
ぼのぼのは竹書房の売りの作品だから、出版社の企画に乗るような気持ちに著者がなったんだろう。
28年続いて単行本も38巻になって簡単には読めない。
実際、名言集の出版で自分も久々にぼのぼのの世界に触れたので、抜粋集の刊行も意味はあるんだろうな。
抜粋の刊行にOKを出したきっかけの一つは震災なのかなとも感じる。
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