東京・渋谷のヴィーガン食堂 なぎ食堂のベジタブル・レシピ
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「東京・渋谷のヴィーガン食堂 なぎ食堂のベジタブル・レシピ」という本を買った。
書名そのままで、ヴィーガン向けの料理を出しているお店のレシピ本。
ヴィーガンというのはヴェジタリアンの中でも、魚、卵、乳製品まで食べない人のこと。
というと難しそうな感じだけど、このお店のスローガンは「思想なきベジタリアン食堂」。
ただ単に肉や魚を食べないだけ、というところから発想してできたお店だ。
著者の小田晶房は元々音楽ライターをやっていて、mapというグループ名で雑誌や本を出したり、レーベルを運営していたり、ミュージシャンの招聘もしている。
僕がなぎ食堂のことを気にかけたのも、何かの雑誌で渋谷の飲食店特集をやっていて、元音楽ライターがやってるベジタリアン食堂というのが気になって調べたら、"Songs in the Key of Z"という変わった音楽家を紹介する本を翻訳出版した人だとわかったからだ。
"Songs in the Key of Z"では有名なとこではシャグス、シド・バレット、ジョー・ミーク、ダニエル・ジョンストンなどが取り上げられている。
海外のミュージシャンを招聘した時、ヴィーガンだからといろいろお店を探したら高すぎたり、主義主張が強すぎたりと、気軽に食べられるお店がないことに気がつき、音楽関係だけでは将来も不安だからと始めたらしい。
そういう気軽なヴィーガン食堂なら行ってみたい、と思いつつなかなか機会がなかったのでツイッターでこの本の出版を知って買ってみた。
野菜を使って気軽に作れるレシピ集だと思えば、料理する人の参考になる1冊だと思う。
ジャンルも、和食、タイ、インド、中華、インドネシア、イタリア、スペインと幅広い。
インタビューも収録されている。ショコラ&アキト、クラムボンの原田郁子、neco眠るのバイオマンと、3組ともミュージシャンだ。
著者がやってる音楽レーベルからは、サケロック、二階堂和美、トクマルシューゴが出ている、と聞けば、興味を持つ人もいるんじゃないかな。
neco眠るの唯一のボーカル曲は二階堂和美が参加しているし、いろいろつながっている感じだ。
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